あざらし館

海獣類 > アシカ/アザラシ

今年6月にオープンした、旭山動物園のあざらし館では、水中のアザラシに出会うことができます。真新しい館内に入ると、水面下部分に相当する大水槽と、円柱水槽が待構えています。円柱水槽(マリンウェイ)は、水槽と異なって、泳いでいるアザラシに触れられるのではないかという位の近距離で、しかも360℃、アザラシを頭からお尻まで、まるごと観察することができます。円柱水槽の周辺からは、アザラシが通過する度に歓声があがり、老若男女問わず、華麗に泳ぐアザラシの姿に釘付けになっている様子でした。アザラシは、ひっきりなしに円柱水槽を通っているというのではなく、気まぐれのように突如上から、あるいは下から1頭現れ、続いて2・3頭通過するパターンが多く見られました。中には、ただ通過するだけでなく、水槽の中央付近でいったん停止して来園者をじっと見つめたり、身をよじったりと、サービス精神旺盛な個体もおり、アザラシたちもなかなか楽しんでいるように見えました。また、大きな水槽では、主に横向きに泳ぐ姿を見ることができますが、縦になっている姿を見ることができる点も円柱水槽ならではではないかと思います。地上ではもっさり動作しているように見えるアザラシですが、水中では人が変わった様に自由自在にスイスイと泳ぐ様子、体の割に短いが、意外とがっしりした形態の前脚、普段見ることのできないお腹、ずんぐりむっくりした体型の個体がいれば、細身の個体もいるなど、円柱水槽を通して自分自身が海の中で見ているような感覚で見ることができました。このような水槽の他にも、個体ごとの肖像画、解かりやすく記されたアザラシの生態等の解説、様々な種類のアザラシが描かれた壁画とオブジェなど、見て楽しく、わかりやすい工夫が沢山施されていました。上記の様に、アザラシの魅力を近くで感じとれ、誰もが見て楽しめ、アザラシ自身も楽しんでいそうなあざらし館を推薦します。