応募者のコメント

オランウータン舎スカイウォーク終点の飛び地

 今年春にオープンしたばかりのオランウータン舎には150mにも及ぶ世界最大級のスカイウォークとその先の飛び地があります。空中散歩は、これまでに旭山やいしかわ動物園でも見られましたが、終点にある飛び地は自然を活かし、雑草で覆われた地面に、高い木が生えていて、オランウータンたちは、そこで休んだり、草や木の葉を食べたりなどゆったり過ごしていました。また、高木が作る木陰で、夏の暑い日でも涼しく過ごせそうです。
最高齢のジプシーという個体は、2歳の時に来園して以来床での生活をしてきましたが、飛び地にある高い木の上に登り、木の間を移動もしていました。子どものポピーは、木に登ったり、木を揺すったりなど遊びに興じていました。野生に近い状態で過ごすことができる施設であり、それらの行動を来園者も楽しく観察できる施設だと思いました。

オランウータン舎の飛び地

 飛び地放飼場はホントにいいです。風で揺らぐ木とは別の動きをする木が見えたら緑の隙間から、茶色い塊が動くのが見えたり。目を閉じると、鳥の声に混じって、木と木の擦れ会う音、枝を折る音、葉をちぎる音。ずっとそこに居たくなります。

 大型類人猿の場合は、エンリッチメントとして、自然のものでなく、フィーダーや鉄骨のやぐらなど、人工物でも問題が無いと言われてはいましたが、飛び地の放飼場を見てそれが覆されました。華やかさには欠けますが、今までの動物園に無い楽しみ方が出来ると思います。

オランウータン舎

 動物園で見る事は不可能だと思われていた樹上にいるオランウータンの姿が動物園で見られるようになった事。スカイウォークを作ったことにより、オランウータンの空間移動する姿が見られるようになった事


※3名の応募がありました。
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