気持ち良さそうなキリン かゆいところに手が届くとはこのことです 担当の高木さんが発行しているキリンタイムズによると、六代目マゴノテイだそうです日々キリンの世話をしながら工夫されている高木さんのキリンへの思いが感じられます。そしてキリンタイムズを発行することで来園者に伝えようとする気持ちが大きいのがわかります。長尾さんのコメントでは「地味ですが、エンリッチメントとしては、レベルが高いと思いますよ。どうしても、エンリッチメントは、餌やりマシーンが多くなってしまうのですが、これは担当者の日々の観察とアイディアがないと生まれてこなかったと思います(あと愛情も)。たぶん担当者も新マゴノテイ制作に向けて、頭をひねっていることでしょう。」でした。なによりキリンの気持ち良さそうな表情を見ているだけで楽しくなります。
頭の良いフサオマキザルと知恵比べして試行錯誤されながら改良を継続させておられる装置です。何よりも担当者さんが楽しまれている様子がこちらに伝わってきます。フサオマキザルの動きを楽しく観察できます。
引き出しを少し警戒しながらも興味津々な様子は 見ていて楽しいです。器用に開いていく様子を観察している子供も大人も 驚いたり微笑んだりしていました。動物園に来ても「あ おさるさんだね」と通り過ぎる人も多いですが、このように楽しみながらじっくりとシロテテナガザルの動きを観察できるのは素晴らしいことだと思います。
以前より類人猿舎に植栽を増やす難しさを聞いておりました。「環境エンリッチメント」に取り組んでいることを説明パネル等でわかりやすく解説されています。緑いっぱいの中のゴリラを見ていると私達も癒されます。
長尾さんのコメントは「餌で与えているトマトの種が、糞と共に出てきて、発芽し、結実までしていました。面白いですね。獣舎の中でトマトが収穫できるんですよ。」でした。
これも担当者さんが楽しまれているのが伝わってきます
ゴリラの放飼場にたくさんの植物が植えられ、元気♀は隠してある食べ物を根気良く探していた。草むらなので丹念に探している。また小木は人の視線も適度に遮っている。元気♀がゴン♂に近づいても両者落ち着いている。顔を向けたり良い関係になりつつある感じがする。隣の放飼場のヒロミ♀は時々こちらが気になって窓から覗いたり、身軽に高い棒に登って眺めている。
ヒロミ♀のいる放飼場はさらに種類多くの植物が植えられ、ヘチマの花が咲き、ガラスが反射して写真が撮れなかったが、池には金魚も飼っている。この金魚をねらって野生の水鳥がやって来たら、ゴリラさんたちどうするかなぁと想像までしてしまった。
植栽についての説明と簡単な図が掲示されている。また室内通路にも繁殖への取り組みの説明があり、どういう努力がされているかが良く理解できる。ゴリラたちが本来の生息地を離れても、普通のゴリラ生活に近づけたような安心感を得たと思った。