栄誉あるエンリッチメント大賞をいただき、ありがとうございます。
長崎バイオパークは来年度に開園30周年を向かえますが、カピバラは開園当時からの仲間です。世代交代が進むうちにとても人に慣れ、お客様がふれあうこともできるようになり、繁殖も順調に行なわれてきました。飼育数も30頭前後と日本最多数になり、いつしかカピバラファンの中で「カピバラの聖地」と呼ばれるようになっていました。2008年冬から冬季限定のカピバラの露天風呂もオープンし、2009年夏からはアマゾン館で泳ぐ姿を見ていただける展示も行なっています。近年のカピバラブームもあり、園内一の人気動物になりました。開園以来29年の間にカピバラの飼育に関わったすべての人に感謝をし、これからも「カピバラの聖地」と呼ばれ続けるように努力していきたいと思っています。
副園長 伊藤 雅男