マーウェル動物園
Marwell Zoological Park


報告者は 赤見理恵&赤見朋晃

訪れた日は2004年5月30日です。


マーウェル動物園は、イギリスの南端、サザンプトンの街の郊外に位置する広大な動物園です。The Marwell Preservation Trustが運営しており、特に草食動物を中心に広大な敷地でたくさんの個体数を飼育し、希少種の飼育下繁殖に貢献しているとのこと。だから、オリックスやガゼルは様々な種類がいるけど、ゾウもゴリラもいません。そういうハッキリしたコンセプト、私は大好きです。
 

正門の様子です

外部団体との協力や
里親制度をアピール!
 
■本当に広大!!
1日歩いて、本当に疲れた、、、。オリックスなどウシの仲間はもちろん、シマウマやモウコノウマの放飼場まで緑でいっぱい。この意味、わかります?つまりそれだけ放飼場が広いっていうことです。キリンは丘の向こうに消えて行っちゃうし、モウコノウマは双眼鏡がなきゃ見えないよー!そして同じ種があちこちで飼育されているのも特徴です。ステインボックやゲムズボックは3、4箇所にいました。オリックスも何種類かいて、ウシの仲間をいまいち見分けられない私にはとっても勉強になりました(笑)。
 

向こうの方に見えるのは
モウコノウマ

オリックスとグレービーシマウマが
草を食む

■ペンギンが草原の中を、、、
入口入ってすぐ左手にある、1997年にオープンした「ペンギンワールド」(フンボルトペンギンとEider Duckの展示)は、注目に値します。プールが広く水中から見えるのはもちろん、とにかく陸場が広く複雑!!プールの何倍もの広さがある陸場は中央が山になっていて、ペンギンは直接岩場を登るか、迂回して裏側の方の坂を上って山の上に行くことができます。山の裏側にも巣穴がいくつか作られていました。アニマルトーク(後述)が終わると、餌を食べひと泳ぎして満足したペンギンたちが、それぞれ我が家へ草をかき分け帰っていく。そんな野生のような姿が見られてちょっと感動。ちなみに、UFAWのアワードを受賞しています。

 

プールから上がったペンギンが、
けもの道を歩いてきます

広いプール

ペンギンのwho's who。
すごい数、、、。


ボトルの中の餌に
舌を伸ばすキリンたち

奥に立派な建物があります。
中に入りたい〜!

■アニマルトーク
「アニマルトーク」と言っても、動物が話すわけじゃないですよ。決まった時間に飼育担当者の方が動物のガイドをするというもの。キリンのガイドでは、ペットボトルに穴を開けた容器をつるし、中に乾燥したコーン粒のようなものを入れ、長い舌を良く見せていました。



■ガーン!コンサベーションエデュケーションセンター
  閉まっちゃった。
朝はピーカンだった天気は、なぜか昼過ぎに雨に、、、。ちょうどその頃は園の一番奥の広大なところに居たので、木の下で雨宿りをしながら過ごしていたら時間がなくなってきました。コンサベーションエデュケーションセンターが一般にも公開されていて様々なハンズオン展示があると書いてあったのでわくわくしながら行ってみたら、なんともう閉まっていた、、、、(涙)。閉園時間よりも早く閉まっちゃうみたいです。なんて悲しい、、、。イギリスの天気は変わりやすい。これ今日の教訓です。

■その他
3.5ポンドで買えるリング式のガイドブックがなかなかGOODでした♪全ページカラーできれいな写真入り。マップももちろん入っています。

どこの国でもあるんですね。手を出すシャーマンにお菓子をあげている人が、、、。ちょっと悲しくなっちゃいました。

 

これ、何でしょう!?マダガスカルにしかいない「フォッサ」です!!

マーウェル動物園の公式サイトはこちら↓
http://www.marwell.org.uk

 


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