集合写真を撮った後、管理棟の多目的ホールに移動しました。そこでオリエンテーションとして今回のワークショップの説明や自己紹介を行いました。参加者の中には関東圏以外からもいらしている方がいました。
次に市民ZOOネットワークの赤見さんから、動物園の飼育展示の工夫についての講義がありました。動物園の展示施設には、動物がより快適に暮らせるように、来園者により多くのメッセージが伝わるように、様々な工夫がされています。今回のワークショップは、動物や展示施設をじっくり観察することで、動物園やキーパーさんが動物や来園者に対して行っている工夫や努力を探り、その意味について考えてみようというものです。
お昼は今年は管理棟の中の会議室でズーラシアの方も食べているお弁当をいただきました。そして午後からは放飼場に移動し、実際に動物や展示施設を観察しました。昨年のワークショップでは、全員がウーリーモンキーとメガネグマの両方を観察しましたが、時間が足りなく十分観察できなかったそうです。そのため、今年はくじ引きをして、ウーリー班とメガネグマ班に分かれて観察することになりました。
観察時間の1時間は、作業をしながらじっくり観察しているとあっという間に過ぎてしまいました。その後、アマゾンセンターで各班ごとにみんなのスケッチを一枚の大きな模造紙にまとめ、発表し合いました。今回は片方だけしか観察していないので、参加者の人たちは相手の発表を聞いて、もう一方の動物を見に行きたくなったのではないでしょうか。 今回初めてワークショップに参加しました。また、このようにじっくりと観察するのも初めてでした。動物をよく観察することで、その形態的な感想にとどまらず様々な点に注目することができます。私が印象に残ったのはウーリーモンキーの尾の使い方でした。オマキザルの仲間が尾を使うのは知っていましたが、その使い方は実際にみてみないとわからないと思います。このようなところに注目することができるのは、キーパーさんの様々な工夫や努力があってできることです。今後も他の動物や動物園からいろいろなメッセージを受け取ってみたいと思いました。今回のワークショップでお世話になったズーラシアのスタッフの方々、どうもありがとうございました。 堀 泰洋 [市民ZOOネットワーク サポーター] |
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