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一般的に動物園には4つの役割があると言われています。JAZA(日本動物園水族館協会)のウェブサイトには、「種の保存」、「教育・環境教育」、「調査・研究」、「レクリエーション」という、動物園と水族館の使命が明記されています。しかし、これらの使命は、最初から自明のものとして動物園にあたえられたわけではありません。むしろ、動物園が絶えず変化する社会環境に順応する過程で、自らの存在意義を証明するために掲げられるようになり、少しずつかたちを変えながら現在へと引き継がれてきたのです。今から2世紀ほど時間をさかのぼって、「世界で最初の科学的動物園」と言われるロンドン動物園を舞台に、このような動物園の歴史的変遷を考えてみたいと思います。
1975年生まれ。横浜出身。ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイにて博士号(歴史学)取得後、日本学術振興会特別研究員、金沢学院大学文学部講師を経て、2014年4月より現職。現在、ブダペストにある中央ヨーロッパ大学に客員研究員として滞在中。
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