ぞうきんぞうたち参上!
前回の投稿で紹介した「巨大なもの」の正体は、、、
ぞうきんのパッチワークでできた等身大動物オブジェ「ぞうきんぞう」でした。
「ぞうきんぞう」は、美術家の磯崎道佳さんが、地域のみなさんと取り組んでいる、等身大動物彫刻をつくる一大プロジェクトです。2004年に府中市の美術館でこのプロジェクトは始まり、その後、数カ所を回りながら、ぞうきんがどんどん縫い付けられ、そのうちに、ぞうきんきりんとぞうきんしろくまという仲間ができ、2006年夏、3頭揃ってズーラシアにやってきました。
「夜の移動野毛山動物園 ぞうきんぞうたち」と名付けられたこの作品の動物たちは、以前、磯崎さんが横浜に住んでいた頃に野毛山動物園にいた、印象深い動物たちです。残念ながら、ぞうとしろくまは他界してしまっていますが、「ぞうきんぞうたち」がナイトズ−ラシア期間中だけ、ズーラシアに現れるのです。
8月5日から展示を始めた「ぞうきんぞうたち」はものすごい人気者となり、まだ展示を始めて1週間経っていないというのに、すでにぞうきんがぼろぼろ。今日はせっせと補修しました。実はズーラシアにやってきたのは7月中旬で、展示までの2週間ちょっとの間、みんなでぞうきんを持ち寄り、せっせと縫い付け、補修は完了していたはずなのに、、、。でも、ぞうきんがはずれると、また新しいぞうきんを縫い付けることができます。ぞうきんを持ち寄ってくれた方の中には、「子どもが小さい時によく使っていたバッグ」を捨てるに捨てられず、今回、思い切ってぞうきんにしてくれました。きっとこれまでにも、このぞうきんぞうに関わっているみなさんのいろんな人生が、ぞうたちに縫い付けられているのでしょう。
ところで、なぜ、ぞうきんなのか。実はすてきなエピソードがあるんです。このあたりのお話は、作家の磯崎さんが8月20日にズーラシアに来て、みなさんにお話してくれます。18:00〜園内のころこロッジにてトークがありますので、お見逃しなく!
ぞうきんぞうたちの展示も、ナイトズーラシア期間中だけです。大きなぞうきんぞうたちと、ぜひおくつろぎ下さい。(そして、いっしょに補修しましょう)
コメント
ひえ?、ぞうさんだったんですね。もしかして実物大??重さはどのくらいあるんだろう。
野毛山動物園にいたゾウやシロクマがモデルということは、個体名もあるのでしょうか?
投稿者: さどとも | 2006年08月10日 00:46
これ、園内のレストランの一角ですよね。食事を終えた子どもたちが遊ぶ姿が目に浮かびます。“ゾウの鼻をまくらにゴロン”とかしてみたい、、、
投稿者: しろみ | 2006年08月11日 23:37
ぞうきんは足りていますか? 必要ならまた縫ってお持ちいたします。
補修作業もお手伝いしたいところですが、閉園後とするとむずかしいでしょうか?
作家さんのお話、楽しみにしております。
投稿者: あさい | 2006年08月12日 00:54
さどともさん、
重さは計っていないのですが、相当重かったです。普通は6人くらいで運ぶのですが、私たちは4人で気合で運びました。(日本平のボランティアさんとの交流会の時に、ギリギリお見せできそう)
この「ぞうきんぞうたち」を制作するにあたっては、実は野毛山動物園の動物たちに出会う前からの構想があったのでした。水浴びしたゾウが砂浴びをしているのをテレビで見たのが衝撃的だったと、磯崎さんは語っています。だから、個体名がついていないのだと思われます。
投稿者: ながくらかすみ | 2006年08月12日 01:37
しろみさん、
ぞうきんぞうたちがいるのは、ころこロッジという、園内の無料休憩棟なので、ころころ広場でお弁当を食べた元気いっぱいのコドモたちがやってきます!コドモたちは躊躇なく靴を脱ぎ、飛び跳ねはじめますが、オトナたちはごろごろ寝転んでます。ゾウの鼻でも、キリンの首でも、ゴロンとできます。ぜひ、いらしてくださいね。
投稿者: ながくらかすみ | 2006年08月12日 01:42
あさいさん、
20日、来てくれるんですね!ぞうきんは、たぶん足りなくなります。補修作業は今のところ、ころこロッジにまだお客さんがやってこない午前中にやっています。日曜日、サポーターズの活動の前にお時間ありましたら、一緒に補修してもらえるとウレシイです。なぜか補修、楽しくてやめられなくなってます・・・
投稿者: ながくらかすみ | 2006年08月12日 01:48
偶然に写真サイトの「ゾウキンゾウ」からリンクして、こちらを覗いたのですが、とってもステキな取り組みでこちらも心がムズムズしてきました。
お忙しいとは思いますが、報告楽しみにしてますので、更新お願いします(笑)
投稿者: keef(きよひろ) | 2006年08月23日 23:32