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アースディ in ズーラシア

ブルーミングズーラシアのお知らせをしてからはや一ヶ月。4月24日のズーラシア開園記念日をもって、ブルーミングズーラシアは終了しました。

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4月21日〜24日は、この期間の最後のイベントとして、アースディ in ズーラシアを開催しました。横浜市繁殖センターと国際協力機構(JICA)が協力して取り組んでいる「カンムリシロムク保護事業」の紹介をメインに、募金活動やワークショップを展開した四日間。楽しい成果を上げて無事終了したので、ご紹介します。

アースディ in ズーラシアは、園内の無料休憩棟ころこロッジで開催しました。まず入り口では、カンムリシロムク保護事業募金活動。募金にご協力いただいた方に、これに合わせて制作したオリジナルピンバッジや缶バッジ、ステッカーをプレゼントするものです。なんと、募金箱は以前、繁殖センターが制作したカンムリシロムク用の巣箱を改良したという、ボランティアさんの手づくりでした。この収益金は、現地での環境教育などに使われます。

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そして、ころこロッジに入ると繁殖センターとJICAの活動紹介パネル展示。このブースでは、JICAさん手づくりのクイズが実施され、大盛況!大人も子どもも入り交じって、難しいクイズのヒントを探そうと、一生懸命パネルを読んでくれています。

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展示の最後は、カンムリシロムクをつくるワークショップ。今回もズーラシアのゴミが大活躍です。カンムリシロムクも食べているリンゴが納品される際に使われている発泡スチロールをぱきっと割って、好きな形を選んでカンムリシロムクのお絵描き。発泡スチロールは軽くて発色がよくて形もわりと自由なので、オリジナルのカンムリシロムクが次々と誕生していきます。

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すでに野生のカンムリシロムクは、10羽いないとも言われています。繁殖センターで繁殖し、バリ島に贈られたカンムリシロムクは、新しい血統の導入のためにまずは現地での飼育下繁殖に貢献し、遺伝的多様性を保ちつつ、数の増加に努めていきます。そして、現地で繁殖をしていった将来のカンムリシロムクたちが、野生復帰をしていくことになるのです。ただし、もちろん、還ることのできる林の存在が不可欠ですので、地域の方々への地道な活動が重要となっていきます。そこで、今回の収益金が地元NPOが環境教育プログラムを実施する際のレンタカー代などのような実費として活用されていきます。

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四日間のワークショップで作られたカンムリシロムクは100羽以上!みんながどんどんつくってくれたカンムリシロムクたちのように、バリ島の林にもカンムリシロムクが還ってこられるようにという願いをこめたワークショップでした。

繁殖センターの「カンムリシロムク保護事業」紹介パネルと、みんなの作ってくれたカンムリシロムクは5月27日までころこロッジに展示していますので、ぜひ、みなさん、見にきてくださいね。

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