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ナイトズーラシアのアートな挑戦〜美大生編〜

今回は、ナイトズーラシア関連の話をもう一つ。美大の学生さんたちとのワークショップ「Bright Zoo」を紹介します。これに関しては、実はアートな挑戦ってほどの意気込みはなかったはずなのに、、、予想外の反響で、戦いの様なワークショップが8月土日、繰り広げられることになろうとは!

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「Bright Zoo」は女子美術大学の学生さんに企画をしてもらった、ナイトズーラシアのイベントです。動物のイラストをコピーした塗り絵用紙に蛍光ペンで色を塗り、ブラックライトの光るトンネルに貼付けると、絵が光るという企画。トンネルには、「アジアの熱帯林」や「亜寒帯の森」など、生息地ごとにパネルを制作、設置してもらいました。

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当初は塗り絵をするコドモたちと動物のお話をしたり、トンネルでは、「どこでくらしている動物でしょう?」とクイズを出しながら、絵を貼ったりしようと思っていたのです。しかし、初日に広場で机を用意していたら、まだ開始15分前だというのに、仕切っているカラーコーンの向こう側に人だかりができはじめました。そして、6時のスタートと同時に、コドモたちがなだれ込み、この混雑は終了する7:30まで延々と続くのでした。結局、1時間30分のワークショップ7回の参加人数は、なんと2500人!まさか、こんな人気があろうとは、私も大学生のスタッフも、先生も思いもしませんでした。

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予想外に大変な企画となりましたが、大学の先生はほぼ毎回出席、学生さんもローテーションを組んで全7回のワークショップに責任もって取り組んでいました。闘い抜くと、妙な団結力も生まれてくるものです。Bright Zoo自体は、動物との関係性の薄いワークショプなのですが、これだけ多くのお客さんに接し、多くの時間を動物園で過ごすと、学生の中での動物園の存在感がグンと増します。今回の場合はかなり結果論ですが、私がこれまでに大学生と一緒にやってきた企画は、基本的にこのやり方で関わる多くの学生さんにズーラシアのコアなファンになってもらっています。つまり、一緒に困難を乗り越えること!こうやって、確実に増えていくズーラシアを気にしてくれる学生さんたちとともに、次の一手を考えるのが、大変でもあり、楽しくもあり。動物園の価値観は、日々こうやって作られていくのだろうと実感する毎日でした。

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